僕は若くきれいな女性・沙希さんと暮らしている。
姉弟でも母子でもない関係。沙希さんは僕の親父、清次郎の愛人だった人だ。
なぜ、親父の愛人と暮らしているか…それは、それが親父の遺言だったから。
半年前に、親父は死んだ。
入院していたことすら僕に伝えずに。
親父の最期を看取ったのは沙希さんだった。
そして死ぬ間際、沙希さんに「息子の事を頼む」と言い残していたようだ。
沙希さんは僕の心を見透かしていて、望んでいることは何でもしてくれる。
もちろんエッチの相手も…
複雑に絡み合う思惑とエロス。
その中に垣間見る不器用ながらも深い父の愛情。
生前には交わす言葉も少なかった父子関係。亡くして分かる父の思い。
ご期待ください。
「愛人≪ラ・マン≫」
初美沙希
4月23日発売です。
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